2025年8月20日より、ソフトバンクをはじめとする各種サービスで事務手数料の値上げが行われます。携帯電話の新規契約や機種変更だけでなく、固定回線サービスも対象となるため、多くの利用者に影響が及びそうです。今回は、その改定内容と利用者が取れる対策について詳しくご紹介します。
値上げの内容をチェック
まずは、具体的にどのように変わるのかを整理してみましょう。
携帯電話(ソフトバンク/ワイモバイル/LINEMO)
手続き内容 | 改訂前 | 改定後 |
新規契約、機種変更など | 3,850円 | 4,950円 |
- これまで無料だったWeb手続きも有料化
- ただし、WebでのSIM再発行のみ当面無料(期限未定)
固定回線(ソフトバンク光・Air)
- 3,300円 → 4,950円(全窓口共通)
その他の改定予定
- 払込処理手数料:220円 → 330円(10月1日から)
- 電話番号案内(104):220円 → 440円/件
なぜ値上げするのか?
ソフトバンクは「人件費や配送費など、物価高騰によるコスト増加」を理由に挙げています。確かに近年は各業界で値上げが続いており、携帯業界も例外ではありません。
一方で、これまでWebでの手数料を無料にしていたのは「オンライン手続きの普及促進」の狙いがあったとも考えられます。それが終了することで、利便性の後退を感じる利用者も少なくないでしょう。
利用者への影響は?
- 契約や機種変更のたびに数千円の負担増
- 家族で複数回線を利用している場合は、合計で1万円以上の差が出ることも。
- 固定回線とセットで利用している家庭は、さらに負担が増える可能性があります。
今できる対策
1. 値上げ前に手続きを済ませる
- 2025年8月19日までに新規契約や機種変更を行えば、従来の料金で手続き可能です。
2. PayPayカードの特典を活用する
- 8月20日以降も、PayPayカードを利用すると手続き後に1,100円相当のPayPayポイント還元あり。
- 他社からの乗り換え(MNP)では、条件付きで最大3,850円分の還元も受けられます。
※ただし条件が複雑なので、事前に公式サイトで確認をおすすめします。
3. SIM再発行はWebから
- WebでのSIM再発行のみ、当面無料が続きます。
- 紛失や破損の際はWeb手続きがベスト。
まとめ
ソフトバンクの事務手数料値上げは、多くの利用者にとって負担増となります。特にWebでの無料手続き終了はインパクトが大きいですね。
しかし、8月19日までに手続きを済ませる、PayPayカード特典をうまく活用するといった対策で、出費を抑えることは可能です。契約や機種変更を検討している方は、このタイミングを逃さないようにしましょう。